XL1200R 
2.Impressiom of every turning point

●納車 2006.1.26
鍵を受取りさあ発進という時、店の常連さんが「初めてのバイク、やったね〜」みたいな送り方をしてくれた。笑いながら免許を額にたたきつけてやろうかと思ったが、スポスタ=免許取り立てが買うバイクという固定観念を第三者から実感させられた次第。
メットが新品のMOMO製だったら、「今度ツーリング、というのに誘ってあげますよ」とカマされたかもしれない。(あっ・・私も固定観念持ってる)
この観念は、スポスタを過激にイジり、跨ることでナメられないようにする心理・行動へ突き進ませているのだろうなぁ。

●慣らし第1ステップ(80kmまで) 2006.1.261.27
スポスタは走行距離80kmまでは3000rpm、800kmまでは3500rpm以下で慣らしを行うことになる。
慣らしが完了するまではフルノーマルの主義だが、930mmの車幅だけは渋滞時に辛いので、あらかじめハンドル(デイトナ製:別ページ詳細)は交換してもらっている。まあエンジンと関係ないけど。
急ぎサイドバックだけは取り付けたいのでライコランドに出向く。案の定、道は激しく渋滞しており、路肩の無い狭い幹線道をトラックかき分け西へ。走行中これがR1150GSだったら・・と考えてしまう。やはり手離して良かった。

走行中感じたことを羅列すると・・・
・クラッチの重さ・大きさは想定内(当方握力50kgです)
・とりつけてもらったハンドルや足つき性はGOOD(当方身長174cm四肢の長さは並)
・ライトは大きさの割りに照度・範囲とも平均レベル。
・シートの具合はまあまあ。このままでもいけるが、停車時に角が腿に当たるので削った方が良いか。
・リア席は長く乗っていると辛い形状と大きさ。二人乗りが多い人は換えた方がやさしい人である。
・ミラーの視界はやや狭い。使えないレベルではない。ブレて見えなくなることも無い。
・マフラー音は静か。エンジンのカラカラ音(バイクが安っぽくなる音だ)が良く聞こえる。慣らし終了後マフラーは交換したい。
・ギアはニュートラルが入りにくい。距離重ねる内に入りやすくなると言うのでその日を待とう。
・振動は適度。停車中が最も大きく、80km/h〜100km/hではほとんど無い。私の理想。

ウィンカー自動キャンセルは「確実に曲がった!」というような曲がり方以外はキャ ンセルしたりしなかったりで、いちいち確認する作業が増えた。また、アクセルを開けながらの右ウィンカー操作 はやりにくい。(ウィンカーボタンは左右別)頻繁にウィンカーを使う街乗りメインの人は国産の物に換えた方が良いかも。

加速は2000pm以下ではグワッっとはこない。それ以上でもクワッ・・・くらいでやはりマイルドスポスタである。とはいえ慣らしが進むとフィーリングも変わるのでこれまたその日を待つことにしよう。まあ今でもそれ程不満は無い。そういうバイク を買ったつもりだし。

走っているうちに見る見るエンジンがスムーズになっていくのが実感できる。一見すばらしいと思いがちだが、国産なら最初からスムーズにできているというだけの話。但し育てているような気持ちになれるのは楽しい。

ブレーキはリアは良く効く。フロントはちょっと荒さを感じる。今後キツめにかける事もあるだろうが、路面次第ではフロントフォークの剛性が負けるかもしれない。

最後に燃費。慣らしの頃は燃費が悪いと聞いている。結果13.9km/L。まあこれからかな。

ひとまず慣らし第一ステップの状況まで。

●慣らし第2ステップ(800kmまで) 2006.1.282.05
高速道路を使わず、短時間で多くの距離を稼ぐことができ、景色もそれなりに楽しめる。そんな慣らしをするのに理想的な一般道をご紹介。千葉と茨城の県境を流れる利根川沿い(千葉県側)のR356。車もそこそこのペースで走り、煽られることも、追い越しかけることもなく各ギアを使いながら坦々と走れます。その道を含めた家からの往復300km弱を2回と都心への買い物利用数回で無事に慣らしを完了した。
楽しいですスポスタ。特に2500rpmあたりでのツブツブとした鼓動感、決して急ではなくジワーっと伸びていく加速感。走行600kmの時点でパイロットスクリューを調整して出足を少し良くしたことも好印象。ストックでも問題ないが、やはり信号発進時は先行した方が前方が広くて良い。
燃費は予想通り向上中。街乗りで14.3km/L、上記慣らしコースで最高23km/L

分かっていたがやはり不便に感じたのはタンク容量。平均燃費で18km/Lで換算したとして180kmも走ればリザーブになってしまう。実際はリザーブ前を心がけると160km走行時点が補給のタイミングであり、加えて個人的にセルフスタンドしか使いたくないので燃料気にして走る時間が増えた。も・・・もう少しタンクデブでもイイっすけど・・・。

それと高速道路走行時、110km/hくらいで走行風で足が浮いてくる。この時ばかりはやはりニーグリップしたくなるのだが、金属パイプに接続用金具を溶接し、ちょっと付属品つけただけで1万円以上のプライスつけるぼったくりなニーバー購入には抵抗あるし・・どうすべきか・・。(結局買っちまうんだろうなぁ・・)


R356沿い佐原市にて


●1000km越えてこう思う 2006.2.26
入りにくかったニュートラも徐々に入りやすくなり、少しづつだがエンジンもアタリが取れ始めてきた様である。マフラーをHDロゴに交換。既にPSは濃い目にいじっていたせいかアフターファイアもほとんど無く全体的に満足といきたいところだが、今だ2つの問題。一つはステップ。これは長すぎて足を出す時に度々ズボンの裾をひっかけ煩わしい。デイトナからショートステップがリリースされたが、今だどの店にも在庫がなく、(恐らくみんな同じ理由で速攻で買っていかれるのでしょう)しょうがないので通販で購入した。2つ目はエンジンから聞こえるカラカラ音。あたりが取れれば無くなると期待していたが今だ無くならず。これはどうしようもなさそうである。乗っていて不快な音であり、乗る楽しさをスポイルさせる。マフラーを換えたことで少し聞こえにくくなったが・・・。燃費は街乗り14km/L程度で伸び止まり。これは260kgの車重による影響があるのか?もう少し良くなることを期待したい。キー付きタンクキャップやメットホルダー、小物入れが無いのでサイドバック購入など、国産レベルにするのに3万円弱の出費。KIJIMAやDAYTONAが純正よりは安いパーツ出しているので助かっているが・・この程度は日本向けとして最初からつけておいてもらいたいものである。


●5000km越えてこう思う 2006.7.17
時間ができるとサクサクッと走りにいったせいか、半年で5000kmだからまあまあのペースでしょ?さてここまできての所感を数点。

・雨の時やたら滑るストックのタイヤ。正直これは危険極まりない。大手メーカーの製品なのに信じられない低性能。近々他社のに交換予定。
・路面が少し濡れているだけなのに、膝周りはビチョビチョ。Fフェンダーをもうすこし長くして欲しかった。晴れしか乗らないハーレー乗りが多いせいかあまり話に聞こえてこないが・・。雨にはちょっと弱いバイクですな。

ステップを換えたけど、バンク角にはまだ不満。左はスタンド、右はマフラーがすぐ擦れてしまいます。ここまでくるとRサスによる腰上げが必要となりますが、スタイルは現状が気に入っているのであきらめるか。

最高速チャレンジしてみるも高速域はなかなか加速してくれず、時間がかかります。覆面が怖いので到達未遂。・・まあいいか。W650はあっけなく180km/hを越えてくれるのだが・・。高速の伸びは薄い。

タイヤはとにかく交換ですが、それ以外は「あきらめるか」とか「まあいいか」と妥協してますが、それをやってしまうことにより、今気に入っている点がスポイルされてしまうという怖さもあってのことです。
現状のほどほどのスポーツ性と鼓動感、巡航性(140km/h程度なら問題なし)、燃費(街乗り16km/L 、ツーリングで22km/L)、スタイリングを考えるとこの辺がバランス取れているところかなという感じでおります。ハーレーは完全にアタリが出るのが1万kmからと言われているので、もう少し様子をみてみよう。



秩父 武甲山
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