特別企画:KERKER消音(減音)大作戦
プリンカップが近所迷惑男を救う!
若干後悔の残る今回のKERKER購入。全く知らずにKERKERミクニを買ってしまい、「ええいっままよ!」と装着してセルを回しゃあ正真正銘の爆音。(とは言え低音主体で耳障りな感じは無いが)ご近所さんとは良好な関係を築いているつもりだが、これはさすがにマズイ。早朝バイクを出動できんことになってしまう。アフターもひどいしこりゃとにかくフタをするしかない。まずは芯を抜きじっくりと眺める。この芯は何かを取り付けられるようにしているのかネジ穴が3つ開いている。このネジ穴を使ってフタをするのだ。フタ蓋ふた・・・・。家中を見回すと思いがけずそれは台所にあった。 プリンカップ!素材もステンレスだし丈夫そう。このプリンカップをどうにか使って蓋とするのだ。直ちに実行せよ俺。子供に耳ふさがれないためにも!!! (ところで最初に断っておきますが、「消音」と書いたものの別に音を無くすというわけではありません。適当な言葉が無かったので(減音?)便宜上「消音」としております。) |
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まずは材料から 1.パール金属株式会社 ステンレス製マフィン・プリンカップSサイズ2個 2.ステンレス なべ小ネジ M3で30mm長(20mmくらいでも十分) 全部で500円程度。これでうまくいけば?6万円の投資も救われる。 |
マフラー芯のエンジンに近い側を見ると中をネジ切りがされた突起物が 3箇所あるのがわかります。。(写真だと隠れちゃっているけど) そこにプリンカップの上口をひっかけるようにセットします。 |
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セットしたら動かないように固定し、ネジ穴から目打ちや細いペンなどで プリンカップに穴を開けるしるしをつけます。(3箇所) |
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一旦プリンカップを外し、万力などで固定して先ほど印をつけた位置に ドリルで穴を開けます。(一つのプリンカップに3箇所穴を開けることに なります。) |
プリンカップとマフラー芯をネジで固定します。(固定してあるの が見えますか?) ちょっとネジが長すぎたけど、まあこの辺は気にしない。 元に戻してさあテストです。 |
装着後のインプレ |
ひとまず初期目的の消音は成功。どう考えてもまわりから迷惑顔されるレベルから、「まあなんかハーレーみたいだし、デッカイバイクは このくらいの音が出ててもしょうがねぇか」と許してもらえるレベルには落ち着いたかと。とはいえ早朝家の前での暖気はご法度レベル。 でもエンジンかけて早々に出発すれば、「なんか重低音聞こえたけどなんだ?・・・グーグー」とすぐに寝に戻ってもらえるだろう。カミサン に音を聞いてもらったが、「音は小さくなったけど重低音な音質はそのまま残っている」との通なコメントをもらい、よっしゃこのまま高速 道路へテストランだと出発する。しばし待て我が愛する妻よ。これがうまくいったらちゃんと家族モードに切り替える。いままでマフラーの ことで頭一杯でごめんね。 ずどどどどどどどどーっ。 高速乗る前の一般道。アフターはやや発生するも頻繁ではなくなり、改造する前のアクセルオン・オフで気がひけていたのが解消されて 良かった。これって結構ストレス溜まるんだよね。 私が横を通り過ぎてもおばちゃん達のおしゃべりは続き、子供らは遊びを続け、ベビーカー連れの奥様もツラツラとお散歩と。反面、バイク を知っていると思われる人には「おっイイ音出しやがって」とニヤニヤ顔でニラまれるといった、所謂、世間になんの影響与えない日常生活 の風景と化すことに成功したのである。静か目だが評判の良いKERKERスタンダードはこのくらいなのだろうか? さて高速。ICから一気に加速すれば迫力あるサウンドが響く。さすがにこの大きさは一般道ではキツイが、ここは高速道路、私よりデッカイ 音出したトラックやらスポーツカーがびゅんびゅん駆け抜けていくし、何よりここに耳を塞いで睨みつける人が立っているわけでもない。 音による耳疲れを良く聞くが、100km/h巡行程度ではむしろ和ませてくれる音である。むしろ風圧で疲れた。(当日は風が強かった) 一応世間様に言えないスピードまで加速する。ノッキングや異音も特に無く、一番心配した排気圧によるプリンカップ大破、ということもなく 無事にテストラン完了。高速を降りるとやや音が大きくなっていると感じたが、まあこれはW650でもあることなので(しばらくするとまた音が 小さくなる)気にしないでおこう。 ひとまずは消音計画は成功した。この後エンジンなどにどのような影響があるやもしれんが、何もしなけりゃその可能性はさらに高いわけ で、とりあえずこの状態でしばらくいることにしよう。支障がでたら即報告します。 以上。 |
KERKER消音大作戦Part2
プリンカップのフタでアフターは少なくなったと書きましたけど、下り坂ではまだまだパンパンいっております。モジュールを変換すればいいので すが金が無い・・・・・。要は抜けが良くなり過ぎている状態をそうしなくすれば良いわけで、それなら詰め物しましょうということで金タワシ をマフラー芯に詰めてみました。結構ギュッギュと詰めたので吹っ飛びはしないだろうと思っていたら500m走ったあたりで右側(排圧高い方) は吹っ飛びました。吹っ飛んだ金タワシは帰り際に拾っていこうと左側だけが詰まった状態で試走を継続。ところが左しか詰まっていなくてもアフタ ーは減少しました。更に低速もトルク感が増しました。(というかストックの状態に近づいた)2本とも詰めるとさすがに音が小さくなるし、左側だけ 詰めた状態でしばらく走ってみよう。2in1的な構成となり、音はほとんど右側しか出てないわけだが、歯切れも少し出てきて結構気分良く走れる。 |